2007年4月5日木曜日

立場がかわりました。実は。

先日 4 月 1 日をもって、僕の筑波大学での立場が替わりました。3月までは「助手」(しかも非常勤)だったのですが、4 月 1 日をもって半常勤の「助教」になりました。「助教」です。「助教授」じゃなくて。わかりにくいですね。

実は、本年度から、国立大の職制がかわったのです。今までの大学は「教授」→「助教授」→「講師」→「助手」、という階級制だったのです。これからは「教授」→「準教授」→「助教」という階級制になります。階級です。やっぱり。そして「助教」というのは、今までの講師と助手を合わせた階級らしいです。筑波大学の場合は助手と講師と助教は、給料が同じです、ちなみに。周りからは「昇進おめでとうございます」と言われるのですが、昇進ではないですね。給料上がらないんですから。まあ、僕の場合は、もともとの助手の契約が今年3月までだったので、助教になれたおかげで首がつながったわけですが。

助教と助手、給料はかわらないのですが、仕事はすこし違うようです。助手はあくまでも「教授の研究の補助」が仕事。「研究」が仕事ではないんですね。一方の助教は「研究と教育」が仕事です。まあ、助手の仕事である「教授」の研究の補助ってのはあまりにも現実を見てない定義だったわけです。だって、研究は助手の仕事で、教授は研究しないですもん。こう言うと教授を非難してるようですが、逆です。教授クラスになったら、研究実務なんてしてないで、ちゃんと組織のオーガナイズをして欲しいのです。それが教授の仕事ですし、劫を経て経験積んだ教授クラスしか出来ない専門職でもあります。一方で研究実務は、若い頭で無茶も出来る助手クラスでないとこなせません。

助教という仕事、僕なりに解釈するに「研究もして、グループのオーガナイズもする」そんなマルチな仕事だと思います。やりがいあります。まあ、最近は体力に限界も感じるわけですが、へとへとになったまだ先に、いままで見れなかった景色があるような気もします。だから、やってみようと思います、助教。

安野を助教にするにあたり、学内ではなかり反対意見もあったようです。安野は研究以外の仕事はしないんじゃないかと。実際いままでしてませんでしたし。だって、それは、最初に依頼をうけた職務ではなかったですから。でも、まあ、自分、仕事だったらなんでもやりますよ。それが正式に職務であれば。給料、それでもらうわけですし。

それになりより、いろいろ一生懸命やった先でしか、新しい景色は見えないとおもいますから。

Joschi

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