2007年3月11日日曜日

禁酒と率直の話

知ってる人は知ってると思いますが、安野はプチアル中です。まあ、お酒はかなり弱いほうなのですが、飲まないと落ち着かないのです。疲れがたまってても晩酌します。ひょっとしたら「プチ」はとっちゃってもいいのかもしれません。

そんな安野ですが、2ヶ月に一回ぐらい「禁酒」を誓います。で、2、3日お酒を我慢するわけです。そうすると、そのうち思うのです。「最近お酒飲んでなくて調子もいいし、ま、一杯ぐらいのんでもよくね?」と。「一杯だけ飲んで、また、しばらくお酒はやめよう」と。でも、ダメですね。一杯飲んだら終わりです。そのあとやっぱり、ぐずぐずお酒を飲む生活です。

ところで関係ないんですが、僕は、自分に納得できないことがある時は、誰に対してでも、どんな場でも口に出して指摘するようにしています。先日も、とある省庁系のシンポジウムで指摘しました。僕は発表者の意見に納得できなかったし、自分に不利な情報を完全に無視する発表者の態度を、研究者として尊敬できなかったからです。そして、きちんとそれを指摘することで研究も、研究行政もよくなると思ったからです。

その後、知人と話していてこんな事を言われました。「ほんとに世の中よくしようと思うなら、おかしいと思うことでも気づかない不利をして、自分が『おかしい』と思っている事も絶対気づかれないようにして、出世してたほうがいい」と。「そして、自分がシステムを変えられる立場になったら、一気にたたみかけるのがいい」と。僕はその意見に賛成です。下っ端が何を言っていても何も変わりません。もし、僕が十分しっかりした人間なら、絶対そうします。

ところが残念ながら、僕の意思はぐずぐずです。一回禁酒を破ると、まただらだら飲みだすタイプです。だから、僕は、納得してないことをそのままにはしておけないのです。そんなことしたら、そのままぐずぐず、そういうのを気にしない人間になってしまいます。僕にとっては単純な二択なのです。はっきり物を言い続けるか、自分の尊敬できない人間になるかの。

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